ワイヤー矯正中にできた口内炎の原因と対処法!予防法も

2026年06月05日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

ワイヤー矯正をしている歯

ワイヤー矯正は歯並びや噛み合わせの改善を目指す治療法として広く行われています。

一方で、治療中に口内炎ができて痛みを感じる方も少なくありません。

ワイヤー矯正中は口腔内に装置が常に存在するため、粘膜への刺激が加わりやすい状態です。また、矯正装置によって歯磨きが難しくなったり、食生活が変化したりすることで、口内炎が発生しやすくなる場合があります。

この記事では、ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因や対処法、予防法について詳しく解説します。

口内炎とは

口内炎のイメージ

口内炎とは、唇の内側や頬の粘膜、舌、歯ぐきなどの口腔粘膜に生じる炎症の総称です。

口内炎にはいくつかの種類があり、そのなかでも一般的によくみられるのがアフタ性口内炎です。アフタ性口内炎では、白色または黄白色の潰瘍が形成され、その周囲が赤くなることが多く、食事や会話の際に痛みを伴います。

口内炎の発症には、粘膜への物理的な刺激、口腔内の衛生状態、栄養状態、疲労、ストレスなどさまざまな要因が関与すると考えられています。

一般的なアフタ性口内炎は1〜2週間程度で自然に治癒することが多いものの、長期間治らない場合や繰り返し発症する場合は、歯科医院や口腔外科で診察を受けることが重要です。

ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因

ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因

ワイヤー矯正中は、通常よりも口内炎ができやすくなる傾向があります。その背景には、矯正装置による物理的な刺激や清掃の難しさ、さらには体調や生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。

ここでは、ワイヤー矯正中に口内炎ができる主な原因について解説します。

矯正装置による刺激

ワイヤー矯正中に口内炎ができる原因の一つが、矯正装置による刺激です。

ワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ワイヤーを通して歯を動かします。これらの装置が頬の内側や唇、舌に触れると、口腔内の粘膜が擦れて傷つくことがあります。

特に矯正治療を始めた直後は装置に慣れていないため、食事や会話の際に粘膜への負担が大きくなりやすい時期です。痛みが続く場合や装置が当たる感覚が強い場合は、歯科医院で調整してもらいましょう。

栄養不足

栄養バランスの偏りも、口内炎ができる要因の一つとされています。

口の中の粘膜は常に新しく作られており、その健康を維持するためにはさまざまな栄養素が必要です。特にビタミンB群や鉄分などが不足すると、粘膜の状態に影響を与え、口内炎が生じやすくなることがあります。

ワイヤー矯正中は、装置を調整したあとの痛みから硬い食べ物を避ける方もいます。その結果、食べられるものが限られ、食事内容が偏ることがあるのです。

こうした栄養バランスの乱れが続くと、口腔内の粘膜の健康維持に必要な栄養素が不足し、口内炎が発生する要因の一つになると考えられています。

免疫力の低下

免疫力の低下も、口内炎ができる要因の一つと考えられています。免疫力とは、細菌やウイルスなどから体を守るための働きです。疲労が蓄積しているときや睡眠不足が続いているとき、強いストレスを感じているときには、この働きが弱くなることがあります。

ワイヤー矯正中は、装置による違和感や歯が動くことによる痛みから、ストレスを感じる方もいます。そのような体調の変化が重なることで、口内炎が発生しやすくなるのです。

歯磨き不足

歯磨きが不十分な状態も、口内炎ができる要因の一つです。

ワイヤー矯正中はブラケットやワイヤーがあるため、食べかすや歯垢が溜まりやすくなります。口の中に汚れが残った状態が続くと細菌が増えやすくなり、口腔内の環境が悪化します。その結果、粘膜に炎症が起こりやすくなり、口内炎ができることがあるのです。

ワイヤー矯正中に口内炎ができたときの対処法

ワイヤー矯正中に口内炎ができたときの対処法

口内炎ができた場合は症状の悪化を防ぐために適切な対応が重要です。ここでは、ワイヤー矯正中に口内炎ができたときの対処法をご紹介します。

口腔内を清潔に保つ

口内炎ができたときは、口の中を清潔に保つことが大切です。

口腔内に汚れが残っていると細菌が増えやすくなり、炎症が長引く原因になります。痛みがあると歯磨きを避けたくなるかもしれませんが、無理のない範囲で丁寧に歯磨きを行いましょう。

ワイヤー矯正中は装置の周囲に汚れが溜まりやすいため、歯ブラシだけでなくタフトブラシなどを活用しながら清掃することが重要です。

ただし、口内炎に歯ブラシが直接当たると痛みが強くなることがあるため、患部を傷つけないよう注意しながらケアを行いましょう。

刺激の強い食べ物を控える

口内炎ができているときは、食事の内容にも注意が必要です。

香辛料を多く使った辛い料理や、レモンなどの酸味が強い食品は、口内炎の部分に刺激を与えて痛みを強くすることがあります。また、熱すぎる飲み物や食べ物も患部への負担となるため注意が必要です。

口内炎がある間は、おかゆやうどん、スープなどのやわらかく食べやすいものを選ぶと、食事中の痛みを抑えやすくなります。食事による刺激を減らすことで、口内炎による不快感の軽減が期待できます。

市販薬を使用する

口内炎の痛みが気になる場合は、市販薬を使用する方法もあります。

薬局やドラッグストアでは、口内炎用の軟膏や貼り薬などが販売されています。これらは患部を保護したり、炎症を抑えたりする目的で使用されます。特に食事や会話の際に痛みが強い場合は、患部を覆うタイプの薬を使用することで刺激を受けにくくなることがあります。

ただし、使用する際は添付文書をよく確認し、用法・用量を守ることが大切です。また、市販薬を使用しても症状が改善しない場合や、口内炎を繰り返す場合は歯科医院を受診しましょう。

歯科医院を受診する

口内炎の痛みが強い場合や、なかなか治らない場合は歯科医院を受診しましょう。

ワイヤー矯正中の口内炎は、ブラケットやワイヤーが粘膜に当たることで発生していることがあります。そのような場合は、装置を調整することで刺激を軽減できることがあります。また、口内炎だと思っていても、別の口腔粘膜疾患が隠れている可能性もあります。

口内炎がなかなか治らない場合や、繰り返し同じ場所にできる場合は、一度診察を受けることが大切です。自己判断で様子を見るのではなく、気になる症状があるときは早めに歯科医師へ相談しましょう。

ワイヤー矯正中の口内炎を予防するには

ワイヤー矯正中の口内炎を予防するには

ワイヤー矯正中は口内炎ができやすい状態になりますが、正しい方法でケアを行えば予防することも可能です。ここでは、口内炎を予防するためのポイントをご紹介します。

しっかり歯磨きをする

口内炎を予防するためには、毎日しっかり歯磨きをすることが大切です。ワイヤー矯正中はブラケットやワイヤーの周囲に汚れが溜まりやすくなります。

歯ブラシだけでは届きにくい部分もあるため、タフトブラシや歯間ブラシを活用しながら丁寧に磨くことが大切です。口腔内を清潔に保つことで、口内炎が発生しにくい環境づくりにつながります。

バランスのとれた食事を心がける

口内炎を予防するためには、栄養バランスの良い食事を意識することが大切です。

口の中の粘膜は日々新しく作られており、その健康を維持するためにはさまざまな栄養素が必要です。特に、肉や魚、卵、大豆製品に含まれるたんぱく質や、レバー、納豆、乳製品などに含まれるビタミンB群は、粘膜の健康維持に関わっています。

ワイヤー矯正中は、歯の痛みや違和感から、食べやすいものを選ぶことがあります。

しかし、麺類やおかゆなどに偏った食事が続くと、必要な栄養素が不足する場合があります。食べにくい時期は、豆腐料理や卵料理、煮魚、野菜スープなどを取り入れながら、無理のない範囲でさまざまな食品を摂取することが大切です。

十分な睡眠とストレス管理を心がける

体調を整えることも口内炎の予防に役立ちます。睡眠不足や疲労の蓄積、ストレスは口内炎の発症に関わる要因の一つと考えられています。矯正治療中は装置による違和感や歯の移動に伴う痛みから、知らないうちに負担を感じることもあるでしょう。

規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間を確保することで全身の健康維持にもつながります。日頃から無理のない範囲で心身の状態を整えることが大切です。

定期的に歯科医院を受診する

口内炎を予防するためには、定期的に歯科医院を受診することも大切です。ワイヤー矯正中は、ワイヤーの先端やブラケットが頬や唇の内側に当たり、粘膜に負担がかかることがあります。

定期検診では装置の状態を確認し、必要に応じて調整を行うため、口内炎の原因となる刺激を減らしやすくなります。また、歯磨きが十分にできているかを確認してもらえるため、自分では気づきにくい磨き残しの改善にも役立ちます。

矯正治療中は自己判断で通院間隔を空けず、歯科医師の指示に従って定期的に受診することが重要です。

まとめ

ワイヤー矯正をしている歯

ワイヤー矯正中の口内炎は、矯正装置が粘膜に当たることによる刺激をはじめ、栄養バランスの乱れ、疲労やストレス、歯磨き不足など、さまざまな要因によって発生します。特に矯正治療を始めたばかりの時期や装置を調整したあとは、口の中に違和感が生じやすいため注意が必要です。

口内炎ができた場合は、口腔内を清潔に保ち、刺激の強い食べ物を控えることが大切です。症状に応じて市販薬を使用する方法もありますが、痛みが強い場合やなかなか治らない場合は歯科医院を受診しましょう。

ワイヤー矯正を検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。

当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

新 啓嗣 院長

■この記事の監修者

新 啓嗣 院長

経歴
  • 平成7年 東京歯科大学卒業
  • 平成7年~平成9年 東京歯科大学 水道橋病院 口腔外科勤務
  • 平成10年~15年 医療法人社団 宏育会 勤務
  • 平成17年 優歯科オフィス開業
所属学会
  • 国際歯周内科学研究会 会員
  • クリニカル・オルソドンティック・スタディー・クラブ 会員
  • ミラクルデンチャー研究会 会員

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優歯科オフィス

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