審美歯科の費用相場と保険適用・医療費控除について

2025年09月26日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

歯の模型と電卓

白く美しい歯や整った口元は、第一印象を大きく左右する重要な要素です。近年では、歯の美しさを重視する方が増え、審美歯科への関心が高まっています。

審美歯科では、見た目の改善だけでなく機能性の回復を目的とした治療も行われており、ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療など幅広い選択肢があります。

しかし、気になるのはやはり費用です。審美歯科の治療は健康保険が適用されないケースが多いため、費用は全額自己負担となり、治療内容によって金額が大きく変わります。相場を把握せずに治療を始めると、予想以上の出費に驚いてしまうこともあるでしょう。

今回は、審美歯科の基本的な概要から、治療法ごとの費用相場、保険適用の可否などについて詳しく解説します。審美歯科での治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

審美歯科とは

白くきれいな歯並びの女性

審美歯科とは、口腔機能の回復に加えて、歯や口元の見た目の美しさを重視した治療を行う分野です。通常の歯科治療が虫歯や歯周病の治療といった健康回復を目的としているのに対し、審美歯科は白く美しい歯・自然で整った口元を目指す点に特徴があります。

代表的な治療法には、歯を白くするホワイトニング、セラミック素材の詰め物・被せ物を使用したセラミック治療、歯並びを整える矯正治療などがあります。

これらは単に見た目を良くするだけではなく、噛む力や発音などの機能性の改善にもつながるため、生活の質を高める効果が期待できます。

ただし、審美歯科の多くは自由診療となり、治療費が高額になる傾向があります。そのため、治療を検討する際には「どのような治療が自分に合っているのか」「費用はどのくらいかかるのか」を理解することが非常に重要です。

審美歯科の費用相場

審美歯科の費用相場のイメージ

ここでは、審美歯科で行われる治療法ごとの費用相場について解説します。

ホワイトニング

ホワイトニングは、歯を削らずに薬剤で白くする治療法です。オフィスホワイトニングは1回2万円〜5万円程度、ホームホワイトニングは2万円〜4万円程度が相場です。即効性と持続性を兼ね備えたデュアルホワイトニングでは5万円〜10万円程度かかります。

施術内容や通院回数によって料金が変動しますが、取り入れやすい施術といえるでしょう。

セラミック治療

セラミック素材を使用した詰め物・被せ物を使用した治療で、見た目の改善効果が高い方法です。セラミックインレー(部分的な詰め物)は1本3万円〜8万円程度、セラミッククラウン(被せ物)は1本7万円〜15万円程度が相場です。

選択する素材や治療を受ける歯科医院によって費用差が大きくなるため、事前に確認することが重要です。

ラミネートベニア

歯の表面を薄く削り、セラミック製の薄い板を貼り付けることで、色や形を改善する方法です。前歯の見た目を整えたい場合に多く選ばれます。費用は1本あたり5万円〜15万円程度が一般的で、複数本行うと高額になることがあります。

矯正治療

矯正装置を使用して歯並びを整える矯正治療も、審美歯科に含まれます。矯正治療には主にワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。

ワイヤー矯正は70万円〜120万円程度、マウスピース矯正は80万円〜100万円程度が目安です。主に前歯などの一部分のみの歯並びを改善する部分矯正であれば30万円〜60万円程度に抑えられるケースもあります。

審美歯科治療の保険適用について

審美歯科治療の保険適用について考える女性

審美歯科治療は、基本的に見た目を良くすることが目的とされるため、健康保険の適用外となるケースがほとんどです。例えば、ホワイトニングやセラミック治療、ラミネートベニアなどはすべて自由診療に分類され、費用は全額自己負担となります。

ただし、例外的に保険が適用されるケースもあります。たとえば、噛む機能を回復させるための治療が必要と判断された場合などです。

しかし、保険適用で使用できる素材は限られており、強度や色調に制約があります。審美性を追求したい方は、自費のセラミック治療やホワイトニングを選ぶことになります。保険適用の範囲と自由診療の違いを理解しておくことが、治療選びで後悔しないためのポイントです。

審美歯科治療と医療費控除

審美歯科治療と医療費控除のイメージ

審美歯科治療は多くの場合、美容目的とされるため、医療費控除の対象外になることが一般的です。例えば、ホワイトニングやラミネートベニアなど、見た目を美しくするだけの治療は医療費控除の対象になりません。

しかし、すべての審美歯科治療が対象外というわけではなく、噛む機能や咀嚼機能を回復させる目的がある場合には、医療費控除の対象になることがあります。

例えば、虫歯治療後にセラミッククラウンを装着する場合は、審美性と同時に機能回復を目的としているため、医療費控除が認められるケースがあります。

ただし、医療費控除を活用するためには領収書をきちんと保管し、確定申告時に必要書類を提出する必要があります。

また、医療費控除は1年間に支払った医療費が一定額を超える場合に利用できる制度です。歯科治療は高額になりやすいため、条件を満たす可能性が高い分野といえるでしょう。自分の治療が控除対象になるかどうかは、事前に歯科医院や税務署に確認しておくと安心です。

審美歯科治療のデメリット

審美歯科治療のデメリットのイメージ

ここでは、審美歯科治療のデメリットについて解説します。

費用が高額になる

審美歯科治療はほとんどが自由診療のため、治療費が高額になりやすいのが大きなデメリットです。ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療など、治療法によっては数十万円以上かかるケースもあり、経済的な負担が大きくなります。

保険が適用されないことが多い

審美性を重視した治療は美容目的とされるため、基本的に健康保険が適用されません。そのため全額自己負担となり、費用面で通院をためらう方も少なくありません。例外的に機能回復を目的とする治療には保険が適用されることもありますが、素材や範囲に制限があります。

治療後のメンテナンスが必要

審美歯科治療は一度行えば終わりではなく、その後のメンテナンスが欠かせません。ホワイトニング後には色戻りが起こるため定期的な施術が必要ですし、セラミック治療後も日々のケアを怠ると劣化やトラブルの原因となります。

長期的な視点での費用や通院計画を考えることが重要です。

治療に伴うリスク

審美歯科の治療では、歯を削る必要があるケースや、薬剤による知覚過敏のリスクが伴うことがあります。治療を始める前に、十分に説明を受け、納得したうえで進めることが大切です。

まとめ

笑顔のビジネスウーマン

審美歯科は、歯や口元を美しく見せるだけでなく、機能性の回復にもつながる治療です。

ホワイトニングやセラミック治療、ラミネートベニア、矯正治療など多様な方法があり、それぞれ費用や特徴に大きな違いがあります。費用相場は数万円から数十万円まで幅広く、治療法によっては高額になることも少なくありません。

また、審美歯科の多くは保険が適用されず、自由診療となる点に注意が必要です。

ただし、機能回復を目的とする治療など、一部の治療は医療費控除の対象となる可能性があります。治療前に制度の仕組みを理解し、費用面の準備をしておくことが安心につながります。

一方で、審美歯科には費用の高さや治療リスク、メンテナンスの必要性といったデメリットも存在します。したがって、治療を検討する際は、費用や効果、リスクを総合的に比較し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

信頼できる歯科医院でしっかり相談し、納得のうえで治療を進めれば、美しい口元と健康的な生活を手に入れることができるでしょう。

審美歯科での治療を検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

優歯科オフィス

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