乳歯が抜ける順番・時期は?時期のズレが起きる理由と親が見ておくこと
こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

「うちの子はまだ乳歯が1本も抜けていないけれど大丈夫?」「お友達より生え替わりが遅い気がして心配」と不安を抱く保護者の方は少なくありません。乳歯が抜ける時期や順番にはおおよその目安がありますが、成長のペースは一人ひとり異なります。
そのため、目安を知りつつ、受診が必要なケースを見極めることが大切です。
この記事では、乳歯が抜ける時期や順番、時期に差が生じる理由、保護者の方が確認しておきたいポイントについて解説します。お子さんの歯の生え替わりを安心して見守れるよう参考にしてください。
乳歯が抜ける時期はいつ?

乳歯は一生使う歯ではなく、成長とともに永久歯へ生え替わります。生え替わりの時期には一定の目安がありますが、すべてのお子さんが同じように進むわけではありません。
まずは、一般的な乳歯が抜け始める年齢と、生え替わりの流れについて確認していきましょう。
乳歯が抜け始めるのは6歳頃が目安
最初の乳歯が抜ける時期は6歳前後が目安とされていますが、早いお子さんでは5歳頃から、ゆっくり進む場合は7歳頃に始まることもあります。また、乳歯が抜けたあとは、数週間〜数か月ほどで永久歯が顔を出します。
この流れを繰り返しながら、おおむね12歳頃までに20本の乳歯が抜け、永久歯へと生え替わっていきます。
生え替わりは12歳頃まで続く
乳歯から永久歯への生え替わりは、一度に終わるものではありません。最初の1本が抜けてから6年ほどかけて少しずつ進みます。
生え替わりの途中では、乳歯と永久歯が混在する時期があり、この時期は歯並びが一時的にでこぼこして見えたり、永久歯が少し内側や外側から生えてきたりすることもあります。
しかし、顎の成長に合わせて歯が自然に綺麗に並んでいくことが多いため、すぐに異常と判断する必要はありません。永久歯が見えているにもかかわらず乳歯が長期間抜けない場合や、痛みを伴う場合は歯科医院で確認を受けるようにしましょう。
乳歯が抜ける順番はある?

乳歯の生え変わりには、多くのお子さんに共通する一定の流れがあります。必ずしも全員が同じ順番になるわけではありませんが、一般的な傾向を知っておくと生え変わりが順調に進んでいるか判断しやすくなるでしょう。
一般的な生え変わりの順序
最初に抜けることが多いのは、下顎の中央にある前歯(下顎中切歯)です。続いて上顎中切歯が抜け、その後は上下の側切歯、第一乳臼歯、犬歯、第二乳臼歯という順番で進むケースが一般的です。
前歯から奥歯へ向かって段階的に進むイメージを持っておくと、お子さんの生え変わりの様子を把握しやすくなるでしょう。
順番通りにならないケースもある
ただし、お伝えした順番はあくまで目安であり、すべてのお子さんに当てはまるわけではありません。
犬歯が側切歯より先に抜けたり、上下の生え変わりの進み方が左右で異なったりすることもありますが、それだけで異常とは限りません。永久歯の位置が大きくずれている、乳歯が長く残る、痛みや腫れを伴うといった場合は、歯科医院で確認すると安心です。
上顎と下顎、左右差について
上顎と下顎では、生え変わりの進み方に差がみられることがあります。一般的には下顎のほうが上顎よりやや早く進む傾向がありますが、これはあくまで統計的な傾向であり、絶対的な法則ではありません。
また、左右の生え変わりの時期がずれることもよくあります。片側だけ先に抜けたとしても、それだけで異常とはいえません。最終的に永久歯が問題なく生えそろっていれば、発育上の大きな問題につながることは少ないと考えられます。
乳歯が抜ける時期に個人差がある理由

乳歯が抜け始める時期の目安は6歳頃ですが、実際には早いお子さんもいればゆっくり進むお子さんもいます。ここでは、生え変わりの時期に個人差が生まれる主な理由について解説します。
成長スピードと遺伝の影響
まず大きな要因として挙げられるのが、成長そのもののスピードの違いです。身長や体重の伸び方に個人差があるように、顎の骨の成長や永久歯が形成される速度にも一人ひとり違いがあります。
永久歯は乳歯の下で少しずつ育ち、成長に合わせて乳歯の根を吸収しながら押し上げてきます。根が弱くなることで自然に抜けるしくみです。この流れがどの程度の速さで進むかは、お子さんの発育状況によって変わります。
また、遺伝的な要素も関係すると考えられており、保護者の方が子どもの頃に生え変わりが早かったり遅かったりする場合、お子さんにも似た傾向がみられることがあります。歯の大きさや顎の骨格には遺伝の影響が一定程度みられるため、家族の特徴を知っておくことは参考になるでしょう。
外部からの刺激や生活習慣による影響
転倒などで乳歯に強い衝撃が加わると、その歯の生え変わりが早まることがあります。また、虫歯が進行して乳歯を早めに抜歯した場合には、周囲の歯並びに影響が及ぶこともあります。
反対に、乳歯が虫歯や癒着などの理由で抜けにくくなるケースもあり、こうした要因が重なることで、生え変わりの時期に幅が生まれる可能性があります。
さらに、噛む力や食生活も顎の発達や歯の成長に関わる要素のひとつです。
ただし、生え変わりの時期は食生活だけで決まるわけではなく、成長や遺伝、永久歯の発育など複数の要因が関係します。栄養状態や全身の健康状態も歯の発育に影響するため、こうした要素が重なって一人ひとり異なるペースで生え変わりが進むと考えられます。
乳歯が抜ける時期に注意すること

乳歯の生え変わりは自然な成長のひとつですが、見守るうえで気をつけておきたいポイントがあります。ここでは、特に確認しておきたい代表的な点を紹介します。
乳歯がなかなか抜けない場合
乳歯がぐらついているのに、長い期間抜けないことがあります。永久歯が内側や外側から生えてきているにもかかわらず乳歯が残っている状態は、歯並びが乱れる原因になることも少なくありません。
二重歯列と呼ばれる状態で、永久歯が本来の位置からずれて生えてしまう可能性があるため、早めに歯科医院で確認してもらうと安心です。
永久歯がなかなか生えてこない場合
乳歯が抜けたあと、永久歯がなかなか顔を出さないケースもあります。しばらく様子を見ることもありますが、乳歯が抜けたのに長期間永久歯が出てこない場合や、左右差が大きい場合は何らかの問題が隠れているかもしれません。
永久歯が先天的に欠如している、あるいは埋まったまま生えてこられないなどの可能性もあるため、歯科医院で確認するとよいでしょう。
生え変わり時期のケア
生え変わりの時期は虫歯のリスクが高まりやすい時期です。生えたばかりの永久歯はエナメル質が未成熟で、虫歯になりやすい特徴があります。また、乳歯と永久歯が混在することで歯並びが複雑になり、歯ブラシが届きにくい部分も増えます。
そのため、毎日の歯磨きに加えて保護者の方による仕上げ磨きを続けることが大切です。奥歯の溝や生え始めた永久歯は汚れが残りやすいため、丁寧に磨くよう意識するとよいでしょう。
定期的に歯科医院で検診を受けることで、生え変わりの状況や虫歯の有無、歯並びの変化を専門的に確認できます。フッ素塗布やブラッシング指導を受けることも、永久歯を健康に育てるうえで役立つでしょう。
生活習慣と癖への注意
指しゃぶりや舌で歯を押す癖が残っている場合は注意が必要です。こうした癖が続くと、永久歯が正しい位置に生えるのを妨げ、歯並びに影響することがあります。習慣に気づいた際は、叱るのではなく、少しずつ意識を向けさせながら見守る姿勢が望ましいでしょう。
気になる癖や歯並びの変化がある場合は、早めに歯科医院で相談すると安心です。
まとめ

乳歯の生え替わりは6歳頃から始まり、12歳頃まで続くのが一般的です。乳歯が抜ける時期や順番には目安がありますが、成長や永久歯の発育には個人差があるため、多少の早い・遅いだけで心配する必要はないといえます。
一方で、永久歯が見えているのに乳歯が抜けない場合や、左右で大きな差がある場合は歯科医院で確認してもらいましょう。定期検診を活用しながら、お子さんの永久歯が健やかに育つよう見守っていくことが大切です。
お子さまの生え替わりに疑問をお持ちの方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。
当院の診療案内ページはこちら、WEB予約も24時間受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

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■この記事の監修者
新 啓嗣 院長
経歴
- 平成7年 東京歯科大学卒業
- 平成7年~平成9年 東京歯科大学 水道橋病院 口腔外科勤務
- 平成10年~15年 医療法人社団 宏育会 勤務
- 平成17年 優歯科オフィス開業
所属学会
- 国際歯周内科学研究会 会員
- クリニカル・オルソドンティック・スタディー・クラブ 会員
- ミラクルデンチャー研究会 会員