マウスピース矯正の費用相場と治療を進めるなかでかかる費用!
こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

マウスピース矯正は、装置が透明で目立ちにくく、取り外しができる点から人気の高い矯正治療です。自由診療となるため「費用はどのくらいかかるの?」「追加料金が発生することもあるの?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マウスピース矯正の費用相場や追加費用が発生するケースについて解説します。費用負担を抑える方法も紹介しますので、マウスピース矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。
マウスピース矯正の費用相場

マウスピース矯正は、マウスピースを交換しながら歯並びを整えていく治療です。治療費用は、基本的に自由診療となり、歯並びの状態や歯科医院の料金設定によって異なります。
ここでは、費用の目安を紹介します。
部分矯正の場合
部分矯正は、上下左右の前から3番目までの計12本の歯を動かす矯正治療です。前歯のすき間や軽度のガタつきなど、歯並びの乱れが軽度の場合に検討されます。
歯の移動範囲が小さく、使用するマウスピースの枚数が少なくなるため、全体矯正と比べて費用を抑えられます。歯科医院によって異なりますが、費用の相場は30〜60万円程度です。
ただし、歯を大きく動かしたり、噛み合わせを整えたりすることはできません。歯の状態によって適応できないケースもあるため、カウンセリングで確認することが大切です。
全体矯正の場合
全体矯正は、歯列全体を動かす矯正治療です。上下すべての歯が治療対象となるため、治療期間は部分矯正よりも長く、費用も高額になります。費用の相場は60万円〜120万円程度です。
使用するマウスピースの枚数が多いほど費用がかかるため、歯並びの状態が複雑であるほど高額になる傾向があります。
マウスピース矯正の治療を進めるなかでかかる費用

ここからは、マウスピース矯正の治療を進めるなかでかかる費用について、治療前・治療中・治療後の3段階に分けて解説します。
治療前にかかる費用
マウスピース矯正を始める前には、まず歯科医院でのカウンセリングや検査が必要です。初回カウンセリングは無料の歯科医院もありますが、3,000円〜1万円程度かかるケースもあります。
検査では、口腔内写真やレントゲン撮影、歯型のスキャンなどを行い、歯並びや噛み合わせの状態を確認します。検査費用は、1〜3万円程度が相場です。検査をもとに、治療計画を立案します。
治療中にかかる費用
歯科医師の説明を聞いて治療内容に同意すると、治療計画に基づいてマウスピースが作製されます。形が少しずつ異なるマウスピースを順番に交換しながら歯を動かしていきます。
マウスピースの作製代と治療管理費を合わせて、部分矯正の場合30〜60万円程度、全体矯正の場合は60〜120万円程度が目安です。
また、治療中は1〜2ヶ月に1回のペースで通院し、治療の進捗状況やトラブルの有無を確認します。歯科医院によっては、通院のたびに3,000円〜5,000円程度の費用がかかることもあるため、カウンセリング時に確認しておきましょう。
治療後にかかる費用
矯正治療が完了したあと、保定装置(リテーナー)を装着し、歯の後戻りを防ぎます。リテーナーの作製代として、1〜5万円程度が必要です。
保定期間中も、3〜6ヶ月に一度のペースで通院し、3,000円〜5,000円程度の診察費がかかる場合があります。また、治療後のメンテナンスとしてホワイトニングやクリーニングを希望する方は、それぞれ追加の費用が必要です。
マウスピース矯正中に追加費用が発生するケース

治療の進行状況によっては、追加の費用がかかるケースもあります。予期せぬ出費を防ぐためにも、どのような場合に追加費用が発生する可能性があるのかを把握しておきましょう。
マウスピース矯正中に追加費用が発生するケースは、以下のとおりです。
マウスピースを紛失・破損した場合
マウスピースの紛失・破損した場合は、作り直す必要があります。再作製には1枚あたり数千円〜1万円程度の費用がかかることが一般的です。
紛失・破損の例として、外出先で外した際にティッシュに包んだまま誤って捨てたり、落としたマウスピースを踏んだりすることが挙げられます。紛失や破損を防ぐために、必ず専用のケースに入れて保管する習慣をつけましょう。
マウスピースの追加作製が必要になった場合
マウスピースが追加で必要になった場合も、作製費用として追加費用がかかります。
例えば、装着時間が不足してマウスピースが合わなくなったケースです。マウスピースを追加したり、治療計画を見直したりする場合があります。
また、治療の途中でマウスピースを無くしたり、破損させたりした場合も再作製が必要です。追加費用がかかるだけでなく、治療期間が長引く原因にもなります。
虫歯や歯周病の治療が必要になった場合
矯正中に虫歯や歯周病が見つかった場合、治療費用が別途必要です。虫歯の治療は基本的に保険が適用されますが、詰め物や被せ物の種類によっては自費診療となり、高額な費用がかかる場合もあります。
また、歯周病が進行して歯がグラグラしている場合、歯に力をかけられなくなるため、矯正治療そのものが一時中断される可能性があります。矯正治療を始める前に虫歯や歯周病がないかチェックしてもらい、早めに治療を終わらせておきましょう。
通院時の交通費・宿泊費
矯正治療では定期的に歯科医院を受診する必要があるため、通院にかかる交通費が負担になる場合があります。特に、遠方の歯科医院で治療を受けている場合は費用がかさむため、通院回数や一回の交通費を考慮して、全体の費用計画を立てておくことが大切です。
矯正治療は、保定期間を含めると数年にわたって行うため、通院にかかるコストも見積もっておきましょう。
マウスピース矯正の費用負担を少しでも抑えるには

マウスピース矯正は基本的に自由診療で行われるため、治療費が高額になる傾向にあります。ここでは、費用を少しでも軽減するための方法を紹介します。
事前に歯科医師としっかり相談する
治療を始める前に、自分の歯並びにどの程度の矯正が必要なのかを、歯科医師と十分に相談しましょう。軽度の歯並びの乱れであれば、全体矯正ではなく部分矯正で対応できることもあります。
目指したい歯並びにあわせて必要最低限の治療にとどめることで、費用を抑えられます。
また、カウンセリングや精密検査を通して、自分に合った治療法や予算に応じたプランを提案してくれる歯科医院を選ぶことも大切です。治療のプランや費用について説明を聞き、十分に納得したうえで治療を受けましょう。
トータルの費用を確認する
主な治療費用だけでなく、検査費用や通院費、保定期間中の診療費など、発生し得る追加費用について確認しておくことが大切です。
また、毎回の処置ごとに費用がかかるシステムの場合と、最初にすべての費用を支払うトータルフィー制度があります。費用を明確に把握したい方には、追加費用の心配が少ないトータルフィー制度を採用している歯科医院を選ぶとよいでしょう。
医療費控除を活用する
医療費用控除とは、1年間で支払った医療費が一定額を超える場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。マウスピース矯正は、噛み合わせの改善を目的とした治療であれば医療費控除の対象になる場合があります。
通院にかかった公共交通機関の交通費も対象となるため、領収書やレシートを保管しておきましょう。
ただし、見た目の改善目的で矯正治療を行う場合は、控除の対象となりません。条件については、国税庁のホームページで確認してください。
分割払いやデンタルローンを検討する
一括払いが難しい場合は、分割払いやデンタルローンを利用すると月々の支払い負担を軽減できます。デンタルローンは、歯科医院専用のローンです。用途が歯科治療に限定されているため、従来のローンよりも金利が低く、費用が抑えられる傾向にあります。
ただし、分割払いには手数料が発生するため、治療費用だけでなく、実際に支払う費用の総額を確認しておくことが大切です。歯科医院によっては、院内分割制度を導入しているところもあります。
装着時間を守る
マウスピース矯正は、1日20時間以上装着することで、歯を動かしていく治療です。装着時間が不足すると歯が予定通りに動かず、治療期間が延びたり、マウスピースを作り直したりして追加費用が発生する原因になります。
スムーズに治療を進められるよう、できるだけ長時間装着するようにしましょう。
まとめ

マウスピース矯正の費用は、歯並びの状態や治療範囲によって大きく異なります。治療前に提示された料金だけでなく、通院のたびに費用が発生する場合もあるため、トータルの費用を確認したうえで検討することが大切です。
費用を抑えるためには、マウスピースの装着時間を守り、治療が長引かないようにしましょう。また、1回あたりの費用負担を抑えるために、分割払いやデンタルローンを活用するのも一つの方法です。
歯並びによって必要な費用はそれぞれ異なるため、まずは歯科医師に相談してみてください。
マウスピース矯正を検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。当院の診療案内ページはこちら、WEB予約も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。