歯石が口臭の原因になる?発生する理由と歯石の付着を予防する方法

2026年07月10日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

口臭がしている様子

「毎日歯磨きをしているはずなのに、なんだか口臭が気になる」と感じている方は少なくありません。口臭の原因は多岐にわたりますが、そのなかでも見落とされがちなのが、歯石の蓄積です。

歯石そのものが口臭を放つわけではありませんが、歯周病や細菌の繁殖を引き起こす温床となり、結果的に不快なニオイの原因となることがあります。

この記事では、歯石と口臭の関係を中心に、予防のポイントなどをわかりやすく解説します。

歯石とは

歯石のイメージ

歯石とは、歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が、唾液に含まれるカルシウムやリンなどの成分と結び付いて石のように硬くなったものです。歯垢は細菌の塊ですが、毎日の歯磨きによって取り除くことができます。

しかし、磨き残しが続くと歯垢は徐々に石灰化し、歯石へ変化します。歯石が付着しやすいのは、歯と歯ぐきの境目や歯並びが重なっている部分、下の前歯の裏側、上の奥歯の外側などです。

一度歯石になると歯ブラシでは除去できないため、自分で無理に削ろうとすると歯や歯ぐきを傷付けるおそれがあります。

また、歯石の表面には細かな凹凸があり、その上に歯垢が付着しやすい状態です。そのまま放置すると歯ぐきに炎症が起こり、歯周病を引き起こすリスクも高まります。口の中の健康を維持するためには、毎日のセルフケアに加え、歯科医院で定期的に歯石を除去することが大切なのです。

歯石が原因で口臭がすることがある?

歯石が原因で口臭がすることがある?

歯石は口臭と関係することがあります。

ただし、歯石そのものから強いにおいが発生するわけではありません。歯石の表面には細かな凹凸があり、歯垢や細菌が付着しやすい状態です。細菌が増えると口臭の原因となるガスが発生することがあります。

また、歯石を放置すると歯周病につながる場合があり、進行すると歯周ポケット内で細菌が増殖し、口臭が生じることもあるのです。

口臭を予防するためには、歯石を除去し、口の中を清潔に保つことが大切です。歯石は歯磨きだけでは取り除けないため、定期的に歯科医院で除去してもらいましょう。

歯石を除去する方法

歯石を除去する方法

歯石は一度付着すると硬くなるため、歯ブラシだけで取り除くことはできません。市販の器具を使って無理に削ろうとすると、歯や歯ぐきを傷付けるおそれがあるため、自分で除去することは避けましょう。

歯科医院では超音波スケーラーや手用スケーラーを用い、歯の表面や歯と歯ぐきの境目に付着した歯石を丁寧に取り除きます。歯石の付着量や歯周病の状態によっては、複数回に分けて処置を行う場合もあります。

歯石を除去したあとは、歯の表面が滑らかになり、歯垢が付着しにくくなります。きれいな状態を維持するためには毎日のセルフケアに加え、定期的に歯科医院で歯石除去を受けることが大切です。

歯石の付着を予防する方法

歯石の付着を予防する方法としての歯磨き

歯石は一度付着すると、自分では取り除くことができません。そのため、日頃から予防することが大切です。ここでは、歯石を予防するためにできることについて解説します。

毎日丁寧に歯磨きを行う

歯石を防ぐためには、歯垢をできるだけ残さないことが大切です。歯垢は時間がたつと唾液中のミネラルによって硬くなり、歯石へと変化します。そのため、毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯垢をしっかり取り除くようにしましょう。

歯を磨くときは、歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に当て、小刻みに動かすのがポイントです。強く磨けば汚れが落ちるわけではありません。力を入れ過ぎると歯や歯ぐきを傷付けることがあるため、毛先が広がらない程度の力で磨きましょう。

また、歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢まで十分に取り除くことは難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシも取り入れることが大切です。歯間ブラシは歯と歯のすき間に合ったサイズを選びましょう。

磨き残しが生じやすい場所は、歯並びや被せ物の有無によって異なります。歯科医院でブラッシング指導を受けると、自分に合った磨き方や磨き残しやすい場所を確認でき、毎日のセルフケアに生かせます。

唾液の分泌を促す生活を心掛ける

唾液には、口の中を洗い流す自浄作用や細菌の増殖を抑える働きがあります。

しかし、唾液の分泌量が減ると口の中に汚れが残りやすくなり、歯垢も蓄積しやすい状態になります。

唾液の分泌を促すためには、食事でよく噛むことを意識しましょう。噛む回数が増えると唾液腺が刺激され、唾液が分泌されやすくなります。また、水分をこまめに補給することも、口の中の乾燥を防ぐために大切です。

さらに、口呼吸が続くと口の中は乾燥しやすくなります。朝起きたときに口の渇きを感じる方は、口呼吸が関係しているのかもしれません。鼻で呼吸することを意識すると、口の乾燥を抑えやすくなるでしょう。

なお、加齢や服用している薬の影響で唾液の分泌量が減ることもあります。口の乾燥が続く場合は、歯科医院や医療機関へ相談してください。

定期的に歯科検診を受ける

毎日丁寧に歯を磨いていても、すべての歯垢を取り除くことは簡単ではありません。磨き残した歯垢は時間の経過とともに歯石になり、一度付着すると歯磨きだけでは除去できません。口の中を清潔な状態に保つためにも、定期的に歯科検診を受けることが大切です。

歯科検診では、歯や歯ぐきの状態、虫歯や歯周病の有無などを確認します。必要に応じて歯石除去を行うため、自分では気付きにくい変化も早い段階で見つけやすくなるでしょう。

ブラッシング方法やデンタルフロス・歯間ブラシの使い方など、セルフケアについて指導を受けられることも定期検診のメリットです。

受診する間隔は口の中の状態によって異なります。歯科医師や歯科衛生士と相談し、自分に合った受診時期を決めましょう。

歯石以外の口臭の原因

歯石以外の口臭の原因である虫歯

口臭の原因は歯石だけではありません。口の中の状態や生活習慣などが関係していることもあるため、それぞれの原因を知ることが大切です。

虫歯や歯周病などの病気

虫歯や歯周病は、口臭の原因となる代表的な病気です。

虫歯が進行すると、歯に食べ物のかすや歯垢がたまりやすくなります。細菌がこれらを分解することで、口臭が発生することがあります。また、歯周病が進行すると歯周ポケット内で細菌が増殖し、歯ぐきから出血や膿がみられることがあります。これらも口臭の原因の一つです。

初期の虫歯や歯周病は自覚症状が少ないこともあるため、定期的に歯科検診を受け、口の中の状態を確認することが大切です。

口の中の乾燥

口の中が乾燥すると、唾液の働きが弱まり、細菌が増えやすくなります。唾液には、口の中を洗い流したり、細菌の活動を抑えたりする重要な働きがありますが、量が減るとそれらの効果が十分に発揮されません。

特に朝起きたときに口がネバついていたり、においを感じたりするのは、就寝中に唾液の分泌が減ることが関係しています。加齢や薬の副作用、ストレスなどが原因で口が乾燥しやすくなることもあります。

水分をこまめにとる、鼻呼吸を意識する、ガムを噛むなどの対策が口の中の乾燥を防ぐ方法として有効です。

舌苔

舌の表面に付着する白色や黄白色の汚れは、舌苔(ぜったい)と呼ばれます。舌苔は細菌や食べかす、はがれた粘膜などが集まってできるもので、舌の表面にある細かな凹凸に付着しやすくなっています。舌苔が厚く付着すると、細菌が増えやすくなり、口臭の原因になることがあります。

舌苔が気になる場合は、専用の舌ブラシを使って奥から手前へやさしく清掃しましょう。強くこすると舌を傷付けるおそれがあるため、力を入れ過ぎないことが大切です。また、舌苔が急に厚くなった場合や色の変化が気になる場合は、歯科医院で相談してください。

食生活の乱れ

毎日の食生活は、口臭にも影響します。食事を抜く時間が長くなると、噛む機会が減り、口の中が乾きやすくなります。唾液の分泌量も少なくなるため、口臭が発生することがあるのです。

また、にんにくやねぎなどにおいの強い食品やアルコールを摂取すると、一時的に口臭が強くなることがあります。これは、食べ物に含まれる成分が体内に吸収され、呼気として排出されるためです。

口臭を予防するためにも、規則正しい時間に食事を摂り、よく噛んで食べることを心掛けましょう。

喫煙

喫煙は、口臭の原因の一つです。たばこの煙や成分には独特のにおいがあるだけでなく、口の中が乾燥しやすくなります。これによって唾液の分泌量が減ると細菌が増えやすくなり、口臭が気になることがあるのです。

また、喫煙は歯周病の発症や進行に関係することが知られています。歯周病も口臭の原因の一つであるため、口臭を防ぐためには禁煙を心掛けることも大切です。

まとめ

口臭がしている様子

歯石は口臭の原因の一つですが、歯石そのものがにおいを発するわけではありません。歯石に細菌が付着しやすくなることで、口臭が気になる場合があります。一度付着した歯石は歯磨きだけでは取り除けないため、歯科医院で定期的に除去することが大切です。

口臭を防ぐためには、毎日の歯磨きに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを使ったセルフケアを続けることも欠かせません。

虫歯や歯周病、口の乾燥、舌苔、食生活、喫煙など、口臭にはさまざまな原因があります。口臭が気になるときは一つの原因だけと決めつけず、歯科医院で口の中の状態を確認し、自分に合ったケアを続けていきましょう。

お口の健康を守りたいとお考えの方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。

当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

新 啓嗣 院長

■この記事の監修者

新 啓嗣 院長

経歴
  • 平成7年 東京歯科大学卒業
  • 平成7年~平成9年 東京歯科大学 水道橋病院 口腔外科勤務
  • 平成10年~15年 医療法人社団 宏育会 勤務
  • 平成17年 優歯科オフィス開業
所属学会
  • 国際歯周内科学研究会 会員
  • クリニカル・オルソドンティック・スタディー・クラブ 会員
  • ミラクルデンチャー研究会 会員

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優歯科オフィス

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