不正咬合とは?放置するリスクと矯正治療の方法、費用を解説

2026年04月17日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

不正咬合の人

「歯並びが気になるけれど、矯正は大げさかもしれない」「自分には矯正は必要なのだろうか」などと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。不正咬合は、見た目だけの問題にとどまらず、顎関節への負担や虫歯のリスクなど、日常生活にさまざまな支障をきたす可能性があります。

この記事では、不正咬合の種類と、放置するリスクについて解説します。矯正治療の方法と費用の目安についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

不正咬合とは

不正咬合とは何かを考える男女

不正咬合とは、上下の歯の噛み合わせがうまく合っていない状態のことです。歯並びが乱れているだけでなく、顎の位置のバランスが崩れていることも含まれます。

不正咬合の原因はさまざまですが、大きく分けて遺伝的な要因と後天的な要因があります。遺伝的な要因で見られるのは、顎の大きさや歯の大きさ、骨格のバランスなどが親から受け継がれることで、歯が並びきらずに不正咬合を引き起こすケースです。

後天的な要因としては、幼少期の指しゃぶりや舌の癖、口呼吸、頬杖などの癖が挙げられます。乳歯の時期に虫歯で早期に歯を失ったり、永久歯が正しい位置に生えてこなかったりすることも不正咬合を引き起こす一因です。

不正咬合の種類

不正咬合の種類

不正咬合は、歯並びや噛み合わせの状態によっていくつかの種類にわけられます。代表的な不正咬合の種類は、以下のとおりです。

  • 出っ歯(上顎前突):上顎の前歯が前方に突出している
  • 受け口(反対咬合):下の前歯が上の前歯よりも前に出ている
  • 叢生(そうせい):歯が重なり合っている
  • 開咬(かいこう):前歯が噛み合わない
  • 交叉咬合(こうさこうごう):上下の歯列が交差するように噛み合っている
  • すきっ歯:歯と歯の間に隙間がある
  • 過蓋咬合:噛み合わせが深い

1つの不正咬合だけではなく、上記のような不正咬合を併発しているケースも少なくありません。例えば、出っ歯に加えて過蓋咬合があり、食べ物をしっかりと噛めない状態であるケースなどです。

歯科医院では、患者さまの歯並びや噛み合わせを診断し、状態に応じて治療計画を立案します。

不正咬合のままだとどんなリスクがある?

不正咬合のままのリスク

不正咬合は、見た目以外にもさまざまなトラブルを引き起こすリスクがあります。ここでは、不正咬合を放置するリスクについて解説します。

歯周病や虫歯のリスクが高まる

歯並びが悪いと、歯同士が重なり合ってブラッシングがしにくくなることが多く、磨き残しが発生しやすくなります。その結果、プラーク(歯垢)や歯石が蓄積しやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

また、噛み合わせが悪いと一部の歯に過剰な力がかかり、歯を支えている歯茎や歯槽骨などの歯周組織にも悪影響を及ぼしかねません。歯周組織にダメージが加わると、歯周病を悪化させる原因になります。

顎関節症を引き起こす可能性がある

噛み合わせが悪いと、顎の関節や筋肉に過剰な負担がかかり、顎関節症を発症するリスクが高まります。顎関節症とは、口を開けたときに顎がカクカクと音を立てたり、口を開きにくくなったり、痛みを感じたりする症状の総称です。重症化すると、食事や会話に支障をきたすこともあります。

また、顎の筋肉は首や肩へとつながっているため、慢性的な肩こりや頭痛を引き起こすことも少なくありません。スムーズに食事がとれなくなったり、顎や首、肩に痛みが生じたりすると、精神的なストレスにもつながるでしょう。

発音に支障が出る

噛み合わせがずれることで、唇や舌の動きが妨げられて、発音が不明瞭になるケースがあります。特に、サ行やタ行は、舌を前歯の裏に触れさせて発音するため、影響を受けやすいです。

不明瞭な発音のまま日常生活を送ると、コミュニケーションに悪影響が及ぶこともあります。特に人と話す機会が多い職業の方にとっては、大きな問題になりやすいでしょう。

見た目のコンプレックスにつながる

不正咬合は、外見的なコンプレックスにも大きな影響を与えることがあります。歯並びが悪いことで、口元を隠したり笑顔に自信を持てなかったりするケースは少なくありません。

また、顎の骨格に影響を与える噛み合わせの異常は、顔の輪郭やバランスにも影響を及ぼすことがあり、左右非対称に見えるケースもあります。見た目に対してコンプレックスがあると、対人関係や自己肯定感に影響を及ぼす場合もあるでしょう。

不正咬合を矯正する方法

不正咬合を矯正する

不正咬合を矯正する方法は、患者さまの年齢や原因、歯の状態などによってさまざまです。歯を動かす治療だけでなく、顎の成長を利用して歯列を拡大する治療など、原因を根本から改善するための治療もあります。

ただし、永久歯が生えそろったあとは、顎の成長を利用することが難しくなります。そのため、歯を動かして歯並びや噛み合わせを整える治療を行うのが一般的です。ここでは、不正咬合の矯正方法と特徴について解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを取り付け、そこにワイヤーを通して力を加えながら少しずつ歯を理想的な位置へと動かしていく治療法です。歯1本ずつに装置を装着して歯の移動を細かく調整できるため、幅広い症例に対応できます。

ただし、歯の表面に金属製のブラケットが取り付けられるため、矯正中は目立ちやすいです。裏側矯正の場合は表から見えにくくなりますが、舌が当たって違和感を覚えたり、装置が自分では見えにくく歯磨きしにくくなるのも注意すべき点でしょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明な樹脂製のマウスピースを使って歯を少しずつ動かしていく治療法です。コンピューター上で歯の動きを精密にシミュレーションし、段階的に形の違うマウスピースを作成して歯を移動させていきます。1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ歯を動かしていく仕組みです。

マウスピースは装着していても目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外しもできるメリットがあります。接客業や営業職など人と話す機会の多い仕事をしている方にとって、見た目を気にせず治療できる点は大きな魅力でしょう。

ただし、歯のねじれが強い場合や歯を大きく動かす必要がある場合は、ワイヤー矯正のほうが良いと判断されることも多いです。また、マウスピースを装着する時間が短くなると、歯の移動がスムーズに進まなくなる点も注意しなければなりません。

外科的矯正治療

骨格の問題によって不正咬合が起こっている場合には、外科的矯正治療が必要になることがあります。外科的矯正治療とは、外科手術と矯正治療を併用して、骨格のズレを改善する方法です。

治療は、矯正治療・外科手術・再度矯正治療という3段階で行われます。手術は全身麻酔を使用して行われるため、入院が必要です。ワイヤーやマウスピースのみで行われる矯正治療と比べて、身体への負担が大きくなるため慎重に検討されます。

不正咬合を矯正する場合にかかる費用

不正咬合を矯正する場合にかかる費用

不正咬合を矯正する場合にかかる費用は、矯正方法や治療期間、不正咬合の状態によって異なります。ここでは、治療方法ごとに費用の相場を紹介します。

ワイヤー矯正の費用

ワイヤー矯正の費用は、前歯のみの部分矯正であれば30〜60万円程度、噛み合わせの調整を含む歯列全体の矯正では70〜120万円程度が相場です。歯の裏側に装置をつける裏側矯正の場合は、上記より20〜50万円ほど高額になる傾向にあります。

マウスピース矯正の費用

マウスピース矯正の費用は、部分矯正であれば20〜60万円程度、全体矯正であれば50〜120万円程度が相場です。マウスピースの紛失・破損などで作り直す場合や、マウスピースの装着時間が不足して治療期間が延びる場合は、追加費用がかかることがあります。

外科的矯正治療にかかる費用

重度の骨格性の不正咬合で、外科手術を併用する必要がある場合は、費用が100〜200万円を超えることもあります。

ただし、顎変形症と診断された場合など、条件によっては健康保険が適用されることがあります。保険適用(3割負担)の場合は、20〜50万円程度が相場です。手術前後の矯正費用や入院費は別途必要となります。

まとめ

不正咬合の人

不正咬合とは、上下の歯の噛み合わせがうまく合っていない状態のことで、出っ歯や受け口、叢生など、さまざまな種類があります。見た目の問題だけでなく、虫歯・歯周病のリスクの上昇や顎関節症、発音への影響など、放置することで日常生活にも支障をきたす可能性があります。

不正咬合の矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正、骨格に問題がある場合は外科的矯正治療といった選択肢があります。それぞれ費用や期間、適応できる症例が異なるため、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

「歯並びが気になる」「噛み合わせに違和感がある」と感じている方は、まず歯科医院でカウンセリングを受けてみてください。

不正咬合の矯正を検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。

当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

優歯科オフィス

TEL 089-997-3555

〒799-3113 愛媛県伊予市米湊431-1

診療時間
9:00 - 12:30
14:00 - 18:00
【休診日】水曜午後・日曜日・祝祭日
▲土曜日は9:00~14:00まで診療(13:30最終受付)
TOP