小児歯科で行う歯磨き指導とは?流れとメリットも

2026年02月27日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

歯科医から歯磨き指導を受ける子ども

小児歯科では、乳歯から生え変わる永久歯の時期に、正しい歯磨き習慣を身につけるための歯磨き指導を行っています。子どものうちに自分でしっかり磨けるようになると、虫歯のリスクを大きく下げられるためです。

本記事では、小児歯科で実際に行なわれている歯磨き指導の流れや、受けるメリット、ご家庭での歯磨きのポイントなどについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。

小児歯科で行う歯磨き指導とは

歯磨き指導について説明する歯科医

小児歯科での歯磨き指導は、子どもが正しい歯磨きの方法を身につけることだけでなく、保護者の方の仕上げ磨きの質を高めることも目的として行われます。歯科医師や歯科衛生士が、お子さまの口内にあったブラッシングの仕方、歯ブラシの選び方などを指導します。

家庭ではなかなか気づきにくい磨き残しや磨き方のクセを歯科医院でチェックし、それぞれの子どもに合った磨き方をアドバイスします。また、フッ素やキシリトールといった虫歯予防に役立つ成分についても教えてくれるため、日々のケアに効果的に取り入れることができます。

さらに、保護者の方へのフォローも行われ、仕上げ磨きのポイントや、家庭での声かけの方法なども一緒に確認できます。子どもと保護者が一緒になって続けやすい歯磨き習慣をつくるためのサポートを受けられるのが、歯磨き指導の特長です。

小児歯科での歯磨き指導の流れ

小さい子どもの保護者にも歯磨き方法について説明する歯科衛生士

小児歯科での歯磨き指導は、ただ磨き方を教えるのではなく、お子さま一人ひとりの成長や口腔の状態に合わせて、段階的かつ丁寧に行われます。ここでは、一般的な歯磨き指導の流れをご紹介します。

口腔内のチェック

はじめに、歯科医師や歯科衛生士が子どもの口の中の状態を丁寧に確認します。歯がどの程度生えているか、永久歯への生え替わりは進んでいるか、虫歯になりやすい部分はないか、歯ぐきの健康状態はどうかなどをチェックします。

必要に応じて、染め出し液を使って歯垢のつき具合を把握します。これにより、どの部分に磨き残しが多いか、どんな指導が必要かといった点が明確になります。

保護者への説明

子どもが小さいうちは、歯磨きの習慣づけや仕上げ磨きを保護者が担うため、保護者への説明も非常に重要です。歯科医師や歯科衛生士は、子どもの歯の成長段階に応じたケアのポイントや、家庭での歯磨きのタイミング・方法について具体的にアドバイスを行います。

また、子どもが歯磨きを嫌がる場合の声かけや工夫、歯ブラシの選び方など、実践的なアドバイスも合わせて提供します。保護者が正しい知識を持つことで、家庭でも継続的に質の高い口腔ケアを行えるようになります。

正しい歯磨きの仕方の説明

染め出し後は、その結果をもとに、歯科衛生士が正しい歯磨きの仕方を説明します。歯ブラシの持ち方や角度、動かし方といった基本的なポイントに加え、染め出しで特に色が残っていた部分に対する磨き方のコツも具体的に伝えられます。

たとえば、奥歯の噛み合わせ面や前歯の裏側など、子どもが磨くのが苦手な部分については、保護者の方が仕上げ磨きでサポートする方法も併せて指導します。

また、歯ブラシの選び方や交換時期、フロスの使い方などのケア用品についてのアドバイスも行われます。

実際に歯磨きをしてみる

染め出しやブラッシング指導のあとには、実際に子どもが歯ブラシを使って歯磨きをしてみる時間が設けられます。実践の時間はとても大切で、指導されたポイントがきちんと身についているか、苦手な動きはどこかを確認する良い機会になります。

上手にできたところはしっかり褒めることで、子どもは自信を持てるようになるでしょう。

自宅での歯磨きの継続に向けてアドバイス

最後に、自宅での歯磨きを無理なく続けていくためのアドバイスが行われます。たとえば、歯磨きをする時間帯を決めたり、子どもが楽しめる工夫を取り入れたりすることで、自然と歯磨きが生活の一部になります。

小児歯科では、保護者の方の不安や疑問にも丁寧に対応してくれるため、日々のケアで不安な点があれば相談してみましょう。

定期的な通院を促す

歯磨き指導は一度で終わるものではなく、子どもの成長に合わせて継続的に見直すことが大切です。特に、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、口内の状態が大きく変化していきます。そのため、同じ磨き方を続けていては、十分に磨けない箇所が出てくる可能性があります。

小児歯科では、そうした成長にあわせて定期的に指導をしていきます。また、定期通院では口腔内のチェックやクリーニングも行われるため、虫歯や歯肉炎の早期発見・予防にもつながります。

歯磨き指導を受けるメリット

歯磨き指導を受けるメリットを説明するイメージ

小児歯科で歯磨き指導を受けることには、単に磨き方を学ぶ以上の効果があります。ここでは、主なメリットをご紹介します。

虫歯予防につながる

歯磨き指導によって正しいブラッシングの方法を身につけることは、虫歯予防に直結します。特に乳歯はエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいため、毎日のブラッシングがとても重要です。

汚れがたまりやすい奥歯や歯と歯の間、歯と歯茎の境目など、見落としやすい箇所を意識して磨くことで、虫歯のリスクを大幅に抑えられます。また、歯科医院でのブラッシング指導は、日常的なケアの精度を高めるだけでなく、虫歯の早期発見にもつながります。

自信を持って歯磨きをできるようになる

歯磨き指導を受けることで、自分に合った方法を学び、正しく磨けているという実感が持てるようになります。「ここがうまくできた」「ちゃんと磨けた」といった小さな成功体験の積み重ねが、お子さまに自信を与え、自然と歯磨きに対する意欲が高まっていくでしょう。

自分でできるという気持ちは子どもの成長にとって重要な要素であり、保護者の方の声かけやサポートと組み合わせることで、より前向きに歯磨きに取り組むようになる可能性があります。

生活習慣を整えやすくなる

歯磨き指導では、歯磨きだけでなく間食の摂り方や食事の時間、生活リズムについてもアドバイスが受けられることがあります。子どもに合った生活習慣を整えることは、歯だけでなく身体全体の健康にも良い影響を与えます。日々のルールやスケジュールを見直すきっかけとしても、歯磨き指導は有効なのです。

歯科医院への抵抗感が減る

小児歯科で行われる歯磨き指導は、治療ではなく、子どもと歯科医師や歯科衛生士が一緒に取り組む学びの時間です。痛みを伴わないポジティブな体験を重ねることで、歯科医院に対する緊張感や不安が自然と和らいでいくでしょう。

診察のたびに褒められる、成長を認めてもらえるといった関わりが、子どもにとっての成功体験となり「また行きたい」「次もがんばろう」と前向きな気持ちにつながります。歯科医院を身近な存在として感じられるようになることは、将来にわたって歯の健康を守るうえでも非常に大切です。

歯磨き指導を受ける際の注意点

歯磨き指導を効果的に受けるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

まず、定期的に通院することが大切です。歯磨き指導は1回で終わりではなく、子どもの成長や変化に合わせて内容が変わるため、継続的に受けることで効果が高まります。加えて、家庭でのケアを怠らないことも重要です。指導で習った内容を日々の生活の中で実践し、正しい習慣として定着させていきましょう。

自宅で歯磨きをするときのポイント

自宅で歯磨きをするときのポイントを説明するイメージ

正しい歯磨きを毎日の習慣にするためには、子どもが無理なく取り組める工夫と、保護者の適切なサポートが必要です。ここでは、自宅での歯磨きをより効果的にするための方法をご紹介します。

保護者の見守りとサポート

小さな子どもの歯磨きは、保護者による見守りとサポートが不可欠です。しっかり磨いているように見えても、実際には磨き残しが多い可能性が高いです。

最低でも1日1回、就寝前には保護者が仕上げ磨きを行い、しっかりと歯垢を落とせているか確認することが大切です。また、子どもが歯磨きを嫌がらないよう、優しく声をかけたり、スキンシップの時間として楽しむ工夫を取り入れるとよいでしょう。

楽しみながら歯磨きをする工夫

毎日の歯磨きを「やらなければいけないこと」ではなく、「楽しい時間」として習慣づけることが大切です。そのためには、子どもが前向きな気持ちで歯磨きに取り組めるような工夫が必要です。

例えば、好きなキャラクターが描かれた歯ブラシやカラフルなコップを使うことで、歯磨きが楽しいと感じやすくなります。また、歯磨きの間にお気に入りの曲を流し、その曲が終わるまで磨くというルールにすれば、時間の目安にもなり楽しさもアップします。

さらに、歯磨きカレンダーを作成して、毎日の歯磨きができたらシールを貼るといった達成感を感じられる仕組みを作ることも効果的です。

歯ブラシの工夫

お子さまの年齢やお口の大きさに合った歯ブラシを選ぶことが大切です。毛先がやわらかく、ヘッドが小さいものを使うと、歯のすみずみまで届きやすく、歯ぐきへの負担も少なくなります。また、柄が持ちやすい形状のものを選ぶことで、お子さま自身が歯ブラシを使いやすくなります。

定期的に歯ブラシの状態を確認し、毛先が広がってきたら新しいものに交換することも忘れずに行いましょう。清潔な歯ブラシを使うことが、虫歯や歯ぐきのトラブルを防ぐうえで大切です。

就寝前の歯磨きは特に丁寧に行う

1日の中で最も丁寧に歯を磨くべきなのが、就寝前のタイミングです。寝ている間は唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥しやすくなるため、虫歯菌が活発に働く環境になりやすくなります。そのため、寝る前の歯磨きでしっかり汚れを落とすことが非常に重要です。

この時間の歯磨きでは、ふだんの歯磨きよりも時間をかけて、歯と歯の間、歯ぐきとの境目、奥歯の噛み合わせ面など、虫歯ができやすい部分を意識的に丁寧に磨くようにしましょう。

家族の方が仕上げ磨きをしてあげることで、磨き残しを防ぎやすくなります。習慣として続けていくことで、虫歯の予防効果を高められるでしょう。

まとめ

歯磨き指導で上手に歯磨きができるようになった子どもたち

小児歯科で行われる歯磨き指導は、子どもが自分の口の中を健康に保つための第一歩です。正しい磨き方を身につけることで、虫歯や歯周病の予防はもちろん、歯科医院に対する抵抗感を減らし、生涯にわたる歯の健康管理の土台を築けます。

歯磨き指導は単なる技術指導ではなく、子どもの成長や生活習慣、保護者との連携を含む総合的なサポートです。家庭でのケアと小児歯科での定期的な指導を両立させることで、子ども自身が自分の歯を大切にする意識を育てられるでしょう。

まだ歯磨き指導を受けたことがないご家庭は、この機会に小児歯科での指導を取り入れてみてはいかがでしょうか。

お子さまの歯磨き指導を検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。

当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

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